SSブログ

ジェーズバーのメモアール

 つい先日のことですが、僕は友人2人に「拉致」され、

車に乗せられて夜の高速道路を神戸へと向かった。

着いたのは、三宮の「HALF TIME」というバー。

そこは、村上春樹原作、大森一樹監督の映画「風の歌を聴け」

の「ジェーズバー」のシーンが撮影されたところ。

その映画のスタッフだった僕は、実に30年ぶりの再訪となった。

なんと、店内はまるで時が止まったかのように、あのときのまま。

壁のポスターもダーツもダイヤル式のピンク電話も、小林薫と

真行寺君枝が座ったカウンターの椅子もまったく当時のままだった。

懐かしいというより、30年の過ぎた時間が感じられない不思議な気分。

ただ、テーブルの上には、どれだけの人々の手に触れられたのだろうか

ボロボロになって色も変わってしまった僕の写真集「ジェーズバーの

メモアール」が置かれてあった。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

真夏のロケハンきょうも灼熱地獄 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。