ジェーズバーのメモアール
つい先日のことですが、僕は友人2人に「拉致」され、
車に乗せられて夜の高速道路を神戸へと向かった。
着いたのは、三宮の「HALF TIME」というバー。
そこは、村上春樹原作、大森一樹監督の映画「風の歌を聴け」
の「ジェーズバー」のシーンが撮影されたところ。
その映画のスタッフだった僕は、実に30年ぶりの再訪となった。
なんと、店内はまるで時が止まったかのように、あのときのまま。
壁のポスターもダーツもダイヤル式のピンク電話も、小林薫と
真行寺君枝が座ったカウンターの椅子もまったく当時のままだった。
懐かしいというより、30年の過ぎた時間が感じられない不思議な気分。
ただ、テーブルの上には、どれだけの人々の手に触れられたのだろうか
ボロボロになって色も変わってしまった僕の写真集「ジェーズバーの
メモアール」が置かれてあった。
2011-08-09 13:30
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0